自宅で遺骨を保管する場合に

手元供養品はどこに置けばいいの?ルールとか気をつける点はあるの?

飾り方はどのようにすればいいの?

といったご質問を承ることがあります。

今回は注目されている手元供養の置き場所と飾り方について解説していきます。

手元供養品の置き場所の注意点は?

手元供養品置き場所でこうしなければならないという決まりはありません

注意点を記しますので参考にしてみて下さいね。

遺骨のカビ発生を防ぐ

最初は保管している遺骨のカビ発生を防ぐことを考えましょう。

  • 風通しの良い場所
  • 湿気のこもらない場所
  • 冷暖房の直接当たらない場所

どうしても湿気のこもってしまう押入れの中や水回り周辺などは控えた方が良いでしょう。

寒暖差が激しいと骨壷内に結露が発生することがあるので冷暖房が直接当たる場所も気をつけた方が良いですね。

手元供養品の品質を保つ

次は手元供養品の品質が保てる(劣化、破損しない)場所を考えましょう。

  • 直射日光の当たらない場所
  • 安定している場所

手元供養品だけでなく写真立てなども一緒に飾ることが多いので直射日光にはさらされないようにして色褪せを防ぎましょう。

小さい子供やペットの届かない安定した場所に置いて転倒による破損も防ぎたいですね。

仏事や風水的な考え方

こちらは風習的な考え方で科学的な根拠はありません。参考程度にして必要な範囲で取り入れれば良いでしょう。

  • 北向きにしない
  • 神棚と同じ向き、または対面にしない
  • トイレのそばは避ける
  • 階段の下は避ける
  • 眠る時に足の向ける位置に置かない

手元供養オススメの置き場所は?

オススメの置き場所寝室リビングルームです。

寝室は故人を身近に感じられ、1日の終わりにその日の出来事や想いを語りかけることができます。

リビングルームは家族が集まる場所です。ご家族の日常の中で故人と一緒に過ごすことが当たり前になるでしょう。故人に家族を見守ってもらいたいと考える方も多いです。

手元供養の飾り方にルールはあるの?

手元供養する時の飾り方基本自由です。

ルールはありませんが、手元供養品と一緒に飾られることが多いものをまとめてみます。

故人を思い出すもの

  • 写真立て

故人に向かって話しかけることができます。故人に向かってその日にあった出来事や想いを語りかける方は多いです。

  • お供え

故人が生前好きだった食べ物を供えしましょう。

  • 生前の愛用品

メガネや時計、アクセサリーなど個人の生前の愛用品も一緒に飾る方もいらっしゃいます。

仏具

手元供養品と一緒に仏具備えておくと故人に手を合わせやすいと思います。

  • りん

りんには音色で邪念を払って周囲を清める意味があるので、手を合わせる時に鳴らしましょう。今は手元供養用にデザインが洗練されたものも多くあります。

  • 香炉

香炉はお香を焚くための容器です。お香には場を清浄に保つ意味があります。手を合わせる時お好きな匂いの線香を焚いてあげましょう。

  • ロウソク立て

ロウソクに火を灯すことは灯明(トウミョウ)といって神仏にお供えする灯りのことを指します。故人の足元を照らして道に迷わないようにするという謂れもあります。

  • 花瓶(花立

仏花としてだけでなく、故人が好きだったお花を供えれば良いと思います。

  • 位牌

位牌は故人の戒名(他に没年月日・没年齢なども)が記された木の札のことです。故人の魂が宿っているとされ仏壇や手元供養などでお祀りします。

まとめ

手元供養品の置き場所は遺骨のカビと、手元供養品のそのものの品質を保つことに気をつければ良いとお伝えさせていただきました。

風習的な考え方に色々と制約はありますが、囚われすぎず必要な部分を取り入れていけば良いと思います。

飾り方についても基本的には自由ですので家のインテリアやライフスタイルにあった方法を模索するのに参考にしていただければと思います。

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